父の闘病覚書

ここは極めて個人的なページです。訪問者の方がお読みになって決して楽しいものではありません。2003年秋に亡くなった父の闘病を、忘れないうちに書きとめておこうと思い、ページを作り始めました。

男性の平均寿命を超えて長生きしてくれたとは言え、いまだに無念の思いが強く、父は私の中で十分に死者にはなっていません。そして私は、今に至っても大声をあげて泣くことも出来ないままでいます。

そんな自分の気持ちに区切りをつけてやる意味も込めて、何があったか、どう行動したか、何を考え何を考えなかったか、整理しておこうと思います。父の闘病に関しては、人間の命・日本の医療の現状・人の温かさ、書きたいことが山ほどあり、闘病記の体裁をとってはいても、どんどん脱線していくかも知れません。

日本は類を見ない高齢化社会を迎えました。ご自身の病、ご家族の病で心を暗くしている方々も多くいらっしゃいます。なんとか治癒をめざして情報を探していらっしゃる方々もたくさんいらっしゃるでしょう。同じ病名であっても、年齢、性別、症状や、家庭の事情、患者さんを取り巻く環境は千差万別です。それでも、どなたかに、私の体験がほんの少しでもヒントになればとも思います。

でも、もう一度申しますが、これは自分自身のための覚書です。
願わくば、この文が、長年娘たちを愛してくれた父に届きますように。


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