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un peu du / de la … という表現
日時: 2007/12/29 12:12
名前: club_3

てふママさま、いつもお世話になっております。

un peu de は次に無冠詞の非可算名詞が来る…と理解していたのですが、最近、un peu du や un peu de la …といった表現があるのに気づきました。

この用法やニュアンスについてご教示いただければ幸いです。

非可算名詞であっても「特定のもの」であるときに使うのでしょうか?

年末でお忙しいと思いますので、お返事は急いでくださらなくて結構です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。m(VV)m

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Re: un peu du / de la … という表現 ( No.1 )
日時: 2007/12/29 23:00
名前: てふママ

club_3さん、こんばんは。

これはなかなか難しい問題です。いくつかタイプがあります。正式にはもちろん今でもun peu deのあとは無冠詞ですが、事実duやde laが来る例も見かけますね。

まず、使い方がある程度はっきりしているものについて書いておきます。
Ajoutez un peu de beurre. / Ajoutez un peu du beurre.
お料理のレシピの場合ですが、最初にバター何gと説明されている場合、その用意したバターのうちの少しを加える、という意味になりますから、バターは限定されていることになり、後者の表現が使われるのだと思います。何の前提もなく、単に「バターを少し加える」のでしたら、duになることはないと思いますが、このへんは正直、よくわかりません。ネット上の文章などですと、もしかするとdeと書くつもりでduと間違って入力してしまった可能性も否定できませんしね…

次のような例は文法的に分析が明確にはされていないと思いますので、私の考えに過ぎませんが、
J'ai un peu de mal à... / J'ai un peu du mal à...
前者が圧倒的に多いのですが、後者も見かけます。後者は、j'ai du mal àという表現を固定化させて、それを少し弱めるというニュアンスでun peuを挿入したと考えられます。つまり、<avoir+部分冠詞+名詞>という厳密な構成要素としてとらえるのではなく、あたかも<être+形容詞>のようなイメージを持っている場合だと思えます。結論としては、表現の成句的意味合いが強くなればなるほど、un peuが独立した副詞として機能する可能性が強くなっているようだ、ということになります。
もちろん、C'est un peu de la chance.のような場合は、C'est de la chance.というほぼ固定化した表現にun peuが入ったにすぎませんね。

上記のような例以外に、はっきりとなぜ定冠詞が含まれているかわからない文章があれば、ご紹介ください。
Re: un peu du / de la … という表現 ( No.2 )
日時: 2007/12/30 19:04
名前: club_3

てふママさま、いつもながらお早いお返事、ありがとうございます。

いろいろお聞きしたいのですが、お忙しい中にも関わらずお返事をいただくのも申し訳ないので、後日また質問させていただきます。

今年も本当にいろいろと教えていただき、どうもありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいませ。

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