Re: 定冠詞・不定冠詞 ( No.1 ) |
- 日時: 2008/03/02 19:21
- 名前: てふママ
- yokkoさん、こんばんは。
確かに簡単そうでありながら、実のところ理由がわかりにくい問題です。それでも、定冠詞、不定冠詞の用法にきちんと合致しているわけです。
お書きになった文の説明をしますと、窓から綺麗な景色が見えて、木々が見えますね。その木々の総体なので、定冠詞です。もし、これをdesにしてしまうと、窓の外にある木々のうちの何本かに鳥がいることになってしまいます。
考え方は、以下のようになります。 ○○○○○○△△△△△□□□□□ 上の図形のうち、des trianglesに色を塗ってください、と言われたら ○○○○○○▲△△△▲□□□□□ これでも ○○○○○○△▲▲▲△□□□□□ これでも正解です。 でも、les trianglesに色を塗ってください、なら ○○○○○○▲▲▲▲▲□□□□□ こうしないと正解ではありません。
dans la rueが定冠詞の理由は、rueが周知のものであるからに他なりません。dans une rueですと、「どこでもよいから或る通り」のことになってしまいます。自分のよく通るrue、あるいは、窓から見えるrue、今話題に出ているrue、など必ず周知のrueである必然性が文に含まれています。「とある通りに鳥たちがいる」という意味なら、Il y a des oiseaux dans une rue.は、もちろんあり得る文です。
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Re: 定冠詞・不定冠詞 ( No.2 ) |
- 日時: 2008/03/02 21:40
- 名前: てふママ
- 追記します。
最初の文のles arbresについて、もうひとつの解釈を付け加えます。窓から綺麗な景色が見えますが、その中に木々が含まれていますね。ですから、「木々には鳥たちが…」と述べる段階で、木々は窓から見える木々のことだという特定化がすでになされているわけです。特定化されたものには定冠詞がつきますから、こちらの解釈から行っても、不特定な名詞につく不定冠詞はそぐわないことになります。
さきほどの説明と、今回の説明とどちらがぴったり合致するのかは、判断しにくいところですが、Il y a〜+場所、という構文の場合、場所を示す名詞にはほとんどの場合定冠詞がつきますから、今回の説明のほうが、お書きになった文章にはふさわしいかも知れません。
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Re: 定冠詞・不定冠詞 ( No.3 ) |
- 日時: 2008/03/02 21:59
- 名前: yokko
- なるほどー!!よくわかりました。
いつも丁寧にお答えいただきありがとうございます。
NO.1の定・不定冠詞の区別の図、二つの冠詞の違いがすごくわかりやすいですね。
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