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ジェロンディフ
日時: 2008/11/11 22:37
名前: yokko

今晩は。よろしくお願いします。

ジェロンディフの位置について質問いたします。
例文
1 Ne parle pas en mangeant.
2 En faisant des exercices, tu feras des progres en francais.
などのように、ジェロンディフが、主動詞より前にある文と、後ろにある文があるのですが、何か約束事はあるのでしょうか。

またジェロンディフは接続詞(quand, si, parce que など)を使って節に書き換え可能ですが、接続詞を使った文と、ジェロンディフを使った文はどのように使い分けするのでしょうか。

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Re: ジェロンディフ ( No.1 )
日時: 2008/11/12 00:21
名前: てふママ

yokkoさん、こんばんは。

1.の例のように、ジェロンディフが同時性だけをあらわす場合には、後ろに置くのが一般的です。
2.の例のように、条件・原因などをあらわす場合には、前に置くことが多くなりますが、後ろがないわけではありません。

基本的にジェロンディフは、前に置くことも後ろに置くことも可能ですので、あとは前後関係や、論理性や、どこを強調して言いたいかということによって変わってきます。とくに約束事はないと思います。

一般的には、接続詞を使った文章は硬くなりますし、主節と同じ主語を使うために文がくどくなりますので、口語では避ける傾向にあります。だからと言って、ジェロンディフが文章語で用いられないわけではないので、結局、どちらも同頻度で使う場合、ジェロンディフのほうが多用される場合、接続詞を使ったほうが多用される場合、と実際には様々なのです。使い分けは、はっきり規定しにくい問題ですし、使い分けについて論じたものを見たことがありません。

例えば、Ne parle pas en mangeant. は、Ne parle pas quand tu manges.と、文法的には置き換えられますけれども、普通そうは言わないでしょう。とりわけ、同時性のみをあらわす場合には、quandやpendant queを使うより、ジェロンディフが優勢です。siで置き換えられる条件の場合は、なんとも言えませんね。ほとんど等価と考えられます。個別に、これはどちらを用いるほうが自然かという問題になってくると思います。
Re: ジェロンディフ ( No.2 )
日時: 2008/11/12 23:21
名前: yokko

分かりました。勉強になります。丁寧なお答えありがとうございました。

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