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リエゾンについて
日時: 2008/12/23 23:42
名前: のんのん

はじめまして、てふママさん。のんのんと申します。

私はフランス語を独学で勉強しています。全くの初心者です。今までに一度もフランス語を学んだことはありません。勉強し始めて2ヶ月が経ちました。

使っている教材は書店で買ってきた「フランス語レッスン初級1」(何を選んだら良いかわからないので適当で)、その付属のCD、クラウンの仏和辞典、NHKのフランス語講座(TV)です。

語学学校へ通う時間がないので、わからないことがあっても質問する先生も、知り合いもいないのでとても困っていました。でも、偶然にも、幸運にも、てふママさんのHPを見つけ質問できるのを知ったので書き込みをぜひさせていただきたいと思います。

「リエゾン」、「アンシェヌマン」、「エリジオン」についてです。まず、「リエゾン」について。

「リエゾン」は「必ずする場合」、「してはいけない場合」、「どちらでも良い場合」の3パターンあるというのは本を読んで多少理解できました。でも「どちらでも良い場合」というのはどういう規則に従っているのですか?どういう時に起きるのですか?付属のCDを聴いて気になった文章がいくつかありました。

1:Vous etes(アクサンシルコンフレックス略)/Je
suis/employe(アクサンテギュ略)de bureau.

2:Je suis a(アクサングラーヴ略)Paris.

3:Elle n'est pas a (アクサン〜略)Rome.

1はヴゼットゥ ”ザ”ンプロワイェ〜、ジュ スゥイ ”ザ”ンプロワイェ〜と聴こえるのでetes,
suisとemployeの間でリエゾンが起きているのかと、2ではジュ スゥイ ”ザ”パリ.と聴こえるのでsuisとaの間でリエゾンが、3ではエル ネパ”ザ” ロームと聴こえるのでpasとaの間でリエゾンが
それぞれ起きているのかと推測しているのですが、もしそうだとしたらこれらは「必ずリエゾンをする場合」の細かい規則(冠詞+名詞、冠詞+形容詞、主語人称代名詞+(助)動詞などいくつかの法則)の中の説明にはなかったので「してもしなくてもどちらでも良い場合」ということになるのですか?もしそうならどういう規則があってリエゾンをしているのですか?リエゾンしない方が私のような初心者には聴き易い、分かり易いのですが・・・。話し手のその時の気分とかですか?

ぜひ教えてください。よろしくお願い致します。

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Re: リエゾンについて ( No.1 )
日時: 2008/12/24 01:17
名前: てふママ

のんのんさん、ようこそ。
独学でいらっしゃるのですね。でも、参考書、CD、仏和、テレビと、必要な物は全部利用なさっていらっしゃいますので、理想的だと思います。

リエゾンが「どちらでも良い場合」は、話し方が丁寧になるのに比例してリエゾンが多くなります。日常会話では少なくなる傾向があります。
1. Vous êtes employé. / Je suis employé.は、それぞれ
 ヴゼットザンプロワイエ、ヴゼット アンプロワイエ
 ジュ スュイザンプロワイエ、ジュ スュイ アンプロワイエ
 の、どちらも可能です。
2. 3. に関しても同様に、リエゾンしてもリエゾンしなくてもOKです。

とりわけ、教科書や参考書などの音声をフランス人が吹き込む場合には、正式なものだから、丁寧に読まなくてはという気持ちが働くので、日常表現よりリエゾンは多くなります。ですから、「どちらでも良い場合」は、喋る状況、その人の年齢、教養、社会的ステータス等々、色々な要素が影響してきます。

その他に、例えば、Je suis employé.をリエゾンしない人でも、Il est employé.だとリエゾンする、などということもあります。これは、[ t ]の音はリエゾンされやすいという傾向があるためです。

音声はなるべく色々な傾向のものをお聞きになるとよいと思います。お使いになっている教材のほかに、会話で構成されているような教材のCDもお聞きになると、同じ文章でもリエゾンしたりリエゾンしなかったりしているのがおわかりになるでしょう。

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