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le tribunal de leur enfance
日時: 2009/09/11 01:42
名前: クルツ

てふママさん、こんばんは。
さっそくですが、下の文章をお読み下さい。

Une grande soeur et son petit frere ont convoque leurs parents devant le tribunal de leur enfance.

ある映画のシノプシスからの一節です。子供たちが、市議会議員か何かに立候補しようとしている両親に対して、自由や平等についての見解を聞き質すため、「両親を法廷に召喚した」わけです。
迷っているのは「 le tribunal de leur enfance 」というところで、これはくだいていえば「子供裁判」というようなことでいいのでしょうか。この「 leur 」は「彼ら=子供たち」で間違いないと思うのですが、ひとつのセンテンスのなかで二度以上用いられる人称代名詞や所有形容詞(この場合 leur )のそれぞれ指示する内容がめいめい異なるという事態は、文意が不明瞭になりますからなるべく避けられているはずだと思うのですけれど、いかがでしょうか。この場合の leur の指示する内容が両親だとすると、両親の幼年期についての裁判、というような意味にもとれなくもないと思われますが、それはちと不自然だと感じます。前後の文脈を無視してこの一文だけに接した場合、てふママさんならどのようにお読みになりますか。「子供裁判」みたいな理解で大過なければこの文章にもとくに問題はないのですが。
ご教示よろしくお願いいたします。

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Re: le tribunal de leur enfance ( No.1 )
日時: 2009/09/11 10:20
名前: てふママ

クルツさん、こんにちは。

leur enfance のleurは、通常の流れで読めば確かに「子どもたちの」のほうですね。本物の「少年裁判」(tribunal de l'enfance)の意味にとられないように、このような表現になったのかなという気もしますが、正直なところ、よくわかりません。内容の整合性から勝手に解釈するのは危険でもありますが、全体として「子供裁判」という意味にとるのは自然だと私も思います。
Re: le tribunal de leur enfanc ( No.2 )
日時: 2009/09/12 02:38
名前: クルツ

ご回答拝読。どうもありがとうございます。
ご判断を求めておきがら、引用が不充分で、その出典についても「ある映画」などともってまわったいい方をして心苦しいのですが、なにしろ未公開でいまだ企画段階の作品のため、このような形になりました。ともあれ、こんかいも、さきの一文に対するてふママさんの見解をお聞きして、たいへん有益でした。
また教えてください。よろしくお願いいたします。

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