Re: 主語と属詞が不定詞の文章 ( No.1 ) |
- 日時: 2010/09/30 23:23
- 名前: てふママ
- Vesperさん、ようこそ。
être で結ばれている主語と属詞がいずれも不定詞の場合に、 否定文では、 Tourner, ce n'est pas fuir. Tourner n'est pas fuir. 書き言葉では後者が多いのは確かですが、「文法的には」どちらも正しいと言えます。ですから、慣用と言うしかなく、少なくとも私は文法的根拠を知りません。有名な Vouloir, c'est pouvoir. も、否定になると、Vouloir n'est pas pouvoir. と言うのが普通です。語呂の善し悪しが大きなウェイトを占めるとは思いますし、ce n'est pasで受けると、くどいと言いますか、口語的すぎるのではないかと推測はします。
副詞がついた場合、 Tourner, c'est fuir un peu. が自然ですね。 こちらも文法的には、両方可能と言えますが、文法的に正しくても、そうは言わないということはたくさんあると思います。
おそらく、不定詞の次に est が来るのは、何か音として落ち着きが悪いのではないかと思います。否定文ならば、n'が緩衝材として入りますので、c'をわざわざ入れなくても語呂が悪くないと感じるのだろうと想像しています。
根拠が示せなかったので、お役に立つ返答ができず、申し訳なく存じます。
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Re: 主語と属詞が不定詞の文章 ( No.2 ) |
- 日時: 2010/10/01 00:08
- 名前: Vesper
- てふママさま
早速のご回答ありがとうございます。 よくわかる丁寧なご説明で、納得がいきました。
否定の場合も副詞の場合も、予想していた通りでした! 独学でも、地道にその言語と接し続けていれば、 それなりに勘が養われていくのかしら?と少し自信が持てました。
フランス語は、相当「音の響き」を重視する言語ですものね。 今回改めて、発音も重要な要素であることを実感した次第です。
解答のない問題集、かなり手ごわいです。 スッと隙をつかれるような設問ばかりで、 しぶとく取り組めば、相当力がつきそうです。
しばらく質問の投稿が続くと思いますが、 今後とも何卒よろしくお願い致します。
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