Re: 状況補語 ( No.1 ) |
- 日時: 2011/09/22 09:54
- 名前: てふママ
- yokkoさん、こんにちは。
お返事がたいへん遅くなりました。ごめんなさい。
状況補語の位置は、前後関係により、また発話者の心持ちにより、いろいろ変わってきますね。
1 については、je me repose de temps en temps の語順はむろん可能ですし、落ち着きのあるバランスですよね。de temps en temps を文頭に持ってくるのは、この場合は強調する気持ちがあるからですね。 例えば誰かに「えーっ!それじゃ、ずっと仕事しっぱなしなんですか?!」と聞かれた場合に、「そりゃ、ときどきは休みますよ」と答える感じだと思います。
2 のrecemmentは、助動詞と過去分詞の間に置かれない場合も結構ありますよ。文頭だと、「最近何があったか」に相手の注意を向けさせようという意識が働いているのでしょう。 j'ai recemment décidé のほうがもちろん頻度が高いのですが、何と言いますか、一度自分の中で論理を組み立てているという冷静な文章になりますね。どの程度の温度差があるのかは、実際のところよくわからないのですけれど。
3 のコンマの問題は、書き手の好みによる場合が多いので、あまりこうとは言えないのですけれど、 1 では、De temps en temps je me repose で、ひとつの節をなしていますから、切れ目なくて構わないわけです。 2 もRecemment が主動詞déciderを修飾していますから、全体でひとつの節ですね。 3 はそれに対して、À la télévision だけで独立して条件節(意味的にであって、文法的にではない)の役割を果たしているでしょう?ですから、帰結節である il parle... とは、区切る方が分かりやすいということになります。 日本人はついついコンマを多くしてしまいがちです。日本語でも句点の頻度は人によってずいぶん違いますよね。私は多いほうです(笑)
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Re: 状況補語 ( No.2 ) |
- 日時: 2011/09/24 16:42
- 名前: yokko
- てふママ様
よく分かりました!ありがとうございます。 もう一点質問ですが、
時の状況補語と、場所の状況補語は文法書の例文では常に最後におかれているのですが、てふママ様の説明のように、文頭に置いている場合は、話者がその状況補語を強調していると考えてよいのでしょうか。
またDemain のようなありきたりの短い単語ではなく、Le jour de la majeur, や le jour de mon anniversaire, のような少し意味的に重みのある状況補語を使って「○○な日に、これこれした。」という表現を仏作する場合、文頭がよいのでしょうか。
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Re: 状況補語 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/09/24 23:50
- 名前: てふママ
- 文法書の例文は、すべて前後関係がありませんから、最もノーマルな語順にしてあるわけですね。実際に喋ったり書いたりする場合は、当然文脈の中で使われるわけですから、語順もいろいろになります。「強調」と言い切ってよいかどうか微妙なところですが、論理の展開上、状況補語を最初に相手に提示したい(最初に印象づけたい)という意識が働けば、文頭にもってくるでしょう。
後半のお尋ねに関しては、le jour... という表現の状況補語ですと、比較的文頭に置かれることが多いとは思いますが、これも場合によりますよ。過去文と現在文でも違うでしょうし、主節がとても短い場合に、長い状況補語が先立つのはバランスが悪いなどということもありますしね。文頭に置くか、そうでないかは、状況補語の長さとは関係ないと思います。
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Re: 状況補語 ( No.4 ) |
- 日時: 2011/09/25 22:17
- 名前: yokko
- てふママ様
ありがとうございます。よく分かりました。 これからもフランス語がんばります。
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