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大過去
日時: 2012/02/07 17:18
名前: yokko

てふママ様 よろしくお願いいたします。
次期大統領選挙の記事抜粋です。

 Finalement, tout depend du 1er tour. s'il y a trop de candidats, cela divise les votes. C'est comme cela que le FN <etait arrive> au 2nd tour en 2002. Mais ensuite, Jacques Chirac <avait ete elu> avec 82% des voix.

質問

〇etait arrive/ avait ete elu の2か所は何故複合過去ではなく大過去ではないといけないのでしょうか。

〇またこの二つの時制を比べると、FNが1回投票で選出された時制、シラクが選出された時制では、FNが選出された時期の方が前になるのに、二つが同じ時制であることも理解できません。よろしくご教示ください。

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Re: 大過去 ( No.1 )
日時: 2012/02/07 22:01
名前: てふママ

Yokkoさん、こんばんは。

記事全体を読まないと確かなことは言えないのですが、わかりやすいシラクのほうで説明しますと、彼は選出された後、大統領に就任し、そして現在ではすでに退任しているわけですね。複合過去というのは、過去の出来事の結果が現在まで続いている場合に用いますから、シラクは今では大統領ではないので、それに当てはまらないことになり、過去から見た完了にしているのだと思います(次期大統領選挙と関係なく、単に歴史的事実を述べるのなら、もちろん複合過去もありえます)。まあFNのほうも、それに準じて、決選投票まで行った結果が現在には及んでいないからでしょう。

2つの時期に差があるのに同じ時制を用いているのは、継起した事柄なので、とりわけ時制を違える必要はないからです。他に時期の違う例を更にいくつもあげるとしたら、時制がいくつあっても足りないことになるでしょう?すべて、現在から見て、すでに終わってしまっていて、現在に影響も及ぼしていない事柄は、ひとくくりにして大過去で扱っていると考えられます。これが、ル・ペンが決選投票まで行ったことと、結局はシラクが勝ったことのみを扱う文章だったとしたら、両者に異なる時制を用いる場合もあるでしょう。すべては文脈ですね。
Re: 大過去 ( No.2 )
日時: 2012/02/07 22:47
名前: yokko

てふママ様

なるほどよく分かりました。いつもありがとうございます!。

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