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テキストの中の会話
日時: 2006/01/11 11:18
名前: 嘆きの壁

稚拙な質問です。テキストの中でどうしても分からなかったので教えてください。

Catherine: C'est tres gai tous ces etalages et toutes ces boutiques de robes,de chemises,de cravates ....;mais je pensais ne trouver ici que des lilbrairies.
M.Poquelin: Regardez ici et la,et la encore;elles ne manquent pas non plus.

このような文章があったのですが、場所の設定はQuartier Latinです。カナダから来たCatherine がさまざまなお店が楽しいと言った後にmais je pensais ne trouver ici que des librairies.の訳を「ここには本屋しかないんじゃないかと思ってわ」と解釈したのですが、そうするとParis 在住のPoqulin氏の返答が変な気がします。
「ここもあそこも見てご覧。本屋はあるんですよ。」と答えています。つまり、彼女の言い分はこの地域には本屋はたくさんあるはずだけど、他の楽しいお店も一杯あるのね、ということだと思うのです。でも、その答えとして本屋が無いことは無い、つまり本やはあっちこっちにある、というのは変だと思います。Catherineの訳が間違っているのでしょうか?

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Re: テキストの中の会話 ( No.1 )
日時: 2006/01/11 18:20
名前: てふママ

嘆きの壁さん、こんばんは。

う〜ん…確かにあまり納得のいかない応答ですね。文の解釈は嘆きの壁さんので、まったく正しいと思いますよ。

あとは、少し拡大解釈するしかないと思いますが、Catherineが「本屋ばっかりだと思ってたわ」と言ったのを、Poquelinさんは、まるで「本屋なんかなくて、楽しいお店ばっかり」とCatherineが思っていると考えたのでは?

あるいは、楽しげな店々のほうばかりに心を奪われているCatherineの言いぐさに、多少皮肉(?)もまじえて、まあまあそんなにファッションのお店ばっかりに目を向けないで。あっちにもこっちにも本屋があるでしょう?やっぱりここは本屋の街と言えるんですよ、とQuartier Latinの特徴を再認識させるために、こんな言い方をしているのかも知れません。

それくらいしか、想像できないのですが…
M. Poquelinのこの台詞で会話はおしまいでしょうか?
Re: テキストの中の会話 ( No.2 )
日時: 2006/01/11 20:54
名前: 嘆きの壁

早速のお返事をありがとうございました。

M.Poquelin の台詞の続きは、こうです。
Les etudiants s’amusent, mais ils travaillent aussi.と続き、Catherineはここのお店は月曜日にはしまっていたわ、と店の休日の話に展開していきます。

このテキストはとても古いもので、20年ぐらい前のものを戴き、復習を兼ねてめくっていたところで見つけたものです。

でも、てふママさんの拡大解釈を読んで表面的には分からない部分もあるのは当然だと思いました。
会話は人と人がするもの、これからはあまり細かいことにはこだわらず臨機応変に対応していこうと思います。本当にいつもありがとう御座います。
これからも、質問することがたびたびあると思いますが宜しくお願いします。(^0^)
Re: テキストの中の会話 ( No.3 )
日時: 2006/01/11 21:07
名前: てふママ

なるほど、M. Poquelinの台詞は、そう続きますか。それを読むとやはり、彼は学生には勉強(=本屋)のほうに目を向けてもらいたいので、本屋より楽しいお店にハマりそうなCathrineを多少いさめているという雰囲気が感じられますね。

コンテクストに注目するのは、文解釈の上で大切なことです。だから、嘆きの壁さんのアプローチの仕方は些末にこだわっているわけではないと思います。まあ20年前のテキストですと、あまりきちんとフランス人の校閲を受けてないものもあるわけで、テキスト自体の善し悪しももちろんあるでしょう。

ますます頑張ってくださいね。

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