Re: 接続法 comprenne ( No.1 ) |
- 日時: 2012/04/01 19:57
- 名前: てふママ
- 駆け出しさん、こんばんは。
前後関係がわからないので何とも言えませんが、文の解釈はそう間違ってはいませんよ。 「ところで、君はフランス語を話すのが好きなの、それとも、私が理解出来るように頑張っているの?」というところでしょう。 que je comprenneだけを取り出して考えるのではなく、pour que je comprenneで考えてください。 comprenneはご存じの通り、comprendreの接続法現在ですね。でも、日本語には接続法というものが存在しませんから、訳しても直説法と接続法との差はわからないのです。 ここで接続法が使われているのは、pour que … という接続詞句の後は接続法を用いるという規則があるからです。接続法の説明を始めるととても長くなってしまいますから簡単にしますが、事実を事実として提示するのが直説法であるのに対し、接続法は事実・非事実からは離れて、仮の言説になる場合に用いられます。わかりにくいと思いますが、「私が理解出来るように」というのは、「私が理解する/した」という事実ではなく、理解するかも知れないし、理解しないかも知れないという曖昧な内容になっていますね。こういうときにフランス語では接続法が使われます。
一番わかりやすい接続法の例を書いておきますね。 Je cherche un secrétaire qui sache le français.「私はフランス語のできる秘書を探している」 sacheがsavoirの接続法現在です。 この文では、「フランス語のできる」は事実ではないと考えます。つまり、秘書はまだ見つかっていないのですから、まだ存在していない人がフランス語ができると断定することはできないのですね。見つかれば、その人はフランス語が出来るでしょうけれど、見つからなければ、この前提は崩れるわけですから。
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Re: 接続法 comprenne ( No.2 ) |
- 日時: 2012/04/01 21:19
- 名前: 駆け出し。
- てふママさん、こんばんわ。
ご回答ありがとうございます。
初めこの文を見た時に若干上から目線だな〜と思って、もしかしたら別の意味があるのかも知れないと思ったのですが、やはり意味としてはそういう内容だったのですね。お陰様でモヤモヤした気持ちが晴れました。これで自信を持って返信ができます。
接続法の説明もとても分かりやすく丁寧に教えてくださり感激しております。接続法というとなんか難しいイメージがあって敬遠していたのですが、概念的な部分が理解できました。徐々に自分でも使えるように勉強していきます。
ありがとうございました。
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