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S etre de 〜
日時: 2013/02/20 11:22
名前: yokko

てふママ様 よろしくお願いします。

ロワイヤル仏和辞典に出ていた例文ですが、
@La question est de grande importance.
 
de grande importance のde の使い方と(どういう時にdeを用いるのか)また後ろに続く名詞が無冠詞であることが気になります。訳は出来ても自分でこのような文を作ることが出来ません。

例えば、

AElle est d'une beaute eblouissante. は以前質問させていただいた(過去ログ)
De quelle couleur est votre voiture?とおなじde だと考えました。

@は冠詞が不要で、Aの場合はd'une と冠詞が必要なのはなぜでしょう。

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Re: S etre de 〜 ( No.1 )
日時: 2013/02/20 21:31
名前: てふママ

yokkoさん、こんばんは。

@もAも使われている動詞はêtreですね。êtreは○=△の関係をあらわすことはよくご存じだと思います。
でも@をよく考えますと、questionとgrande importanceはイコールで結べる語同士ではありません。questionの属性としてgrande importanceがあるといいますか、questionの特性の一部といいますか…
そのように、イコールで結ぶことに抵抗がある場合にdeを介します。
こういった使い方のdeは、辞書のdeの項目を丹念にご覧になれば出ていますよ。

Aは、ほとんど慣用的な使い方と言えますね。<être d’un(e) +形容詞+名詞(性質・形状)>で(挙げてくださった例では形容詞と名詞の語順が逆ですが)、「〜である」「〜の性質を有している」という意味になります。

立ち戻って@ですが、importance は不定なものとして扱う場合は、de l'importanceと、部分冠詞がつく単語です。形容詞grandeがついているので複雑に見えるかも知れませんが、この文章は être de に、部分冠詞がつくべきimportanceが続いている構造です。前置詞deのあとに部分冠詞がくる場合は、deになってしまいますので、冠詞がないように見えますが、importanceだけを取り出して考えると、これは本来部分冠詞がついている名詞なのです。形容詞がついているのに不定冠詞にならないのは、grandeとimportanceの結びつきが強いため、一体化して2単語なのに1単語のように扱う意識が働くからでしょう。

従って@は冠詞が不要でAは冠詞が必要、という前提の立て方は正しくないのです。見えるか見えないかの差だけで、どちらも本来は冠詞がついています。
Re: S etre de 〜 ( No.2 )
日時: 2013/02/20 22:43
名前: yokko

てふママ様

ありがとうございました。難しいですね。。。

しっかり解説をかみしめておきます。

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