Re: 部分冠詞 ( No.1 ) |
- 日時: 2014/03/12 00:04
- 名前: てふママ
- yokkoさん、こんばんは。
analphabetismeとillettrismeという語に関して、この文脈で定冠詞を使う場合と、部分冠詞を使う場合の違い、ということでしょうか?
il y a de l'alphabetisme なら、「非識字の人がいる」 抽象名詞なので、人々をあらわすためには部分冠詞をつける必要があります。du monde と同じ考え方です。
il y a l'alphabetisme なら、「非識字という事象が存在する」 というような違いになると思います。
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Re: 部分冠詞 ( No.2 ) |
- 日時: 2014/03/12 07:56
- 名前: yokko
- てふママ
回答ありがとうございます。 質問が分かりにくくてすみません。
なるほど。部分冠詞で人々を表すように変わるのですね。
また、il y a 構文は不定冠詞や、部分冠詞としか用いないと思っていたのですが、il y a l'alphabetisme のような使い方も可能なのでしょうか。
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Re: 部分冠詞 ( No.3 ) |
- 日時: 2014/03/12 10:10
- 名前: てふママ
- il y aのあとには不定冠詞か部分冠詞、というのは初級的な考え方ではそうですが、定冠詞の例もいくらでもあります。
例えば、「その国の問題点は何ですか」という質問に対して、 Il y a la pauvreté, l'absence de liberté et le terrorisme. と答えるようなシーンで多く使われます。このように抽象名詞が多いですけれども、 A Paris, il y a la tour Eiffel, le musée du Louvre, les Champs-Élysées… といった表現の場合も、定冠詞を使う以外ありえないことはおわかりだと思います。
ご参考までにこのページをご覧ください。 https://www.airbnb.fr/rooms/879414 Au milieu il y a deux toilettes: d'un côté il y a le lavabo et la douche, de l'autre le WC. という文章などでは、定冠詞がたくさん使われています。lavaboやdoucheやWCは、ホテルの部屋の設備として当然予想されるものなので、まったく初めての情報としての名詞でないために定冠詞が使われています。
「テーブルの上に本があります」なら、決してIl y a le livre sur la table. とはならないので、冠詞に不慣れな初級者には、il y aの後ろは不定冠詞・部分冠詞、と説明するのですね。
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Re: 部分冠詞 ( No.4 ) |
- 日時: 2014/03/12 21:28
- 名前: yokko
- てふママ様
丁寧なお答えありがとうございます。よく分かりました。 もう少しお聞きしたいのですが、
@定冠詞付の名詞が、部分冠詞付になると、具体的なものを指すと考えればいいのでしょうか。
AIl y a de l’illettrisme.
Il y a des illettres は、このふたつの文は意味は同じになるのでしょうか。
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Re: 部分冠詞 ( No.5 ) |
- 日時: 2014/03/12 23:42
- 名前: てふママ
- @ すべての例でそうなるわけではありませんが、この場合ならそう考えてよいと思います。
部分冠詞というのは、そもそも「部分をあらわすde」+「定冠詞」ですから、定冠詞つきで概念や総体をあらわすのに対し、それにdeがつくことによって、部分が取り出されるために、具体的になるということは言えます。
A 微妙なところですね。まったく同じというわけではありませんが、事実としては同じことになるでしょう。
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Re: 部分冠詞 ( No.6 ) |
- 日時: 2014/03/13 08:29
- 名前: yokko
- てふママ様
冠詞は分からないことがあると、文法書を読むのですが、本の例に挙がっている語はいつも同じものばかりで、応用が利かないんです。
てふママ様の説明は、いつもすごく分かりやすくて助かっています。ありがとうございました。
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