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代名動詞の受動的用法の動詞について
日時: 2016/08/01 19:04
名前: hinako

代名動詞の受動的用法自体の意味は分かるのですが、現在授業で取り扱っているテキストの例の動詞が、なぜこれらが受動的なるのか想像がつきにくいので例文を踏まえ分かりやすく教えていただけると嬉しいです。

テキストに載っていた受動的用法の動詞の例は、

s'appeler, se trouver, se parlerの3つです。

s'appelerは〜と呼ばれるということから自分の名前を紹介する時に使われる定番のフレーズなので分かるのですが、後の2つが分かりません。

se trouverは「ある、いる」という意味ですがこれは「物」があられる、という意味合いで「〜がある、存在する」という受動的な意味になるのですか?

受動的用法には主語は主に「事物」と書いてあるのですが3つ目はどうでしょう。se parler「話される」と書いてありますが「事物」が話されるっていまいち使い方が分かりません。

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Re: 代名動詞の受動的用法の動詞について ( No.1 )
日時: 2016/08/01 20:11
名前: てふママ

hinakoさん、ようこそ。

se trouver は、trouverが「見いだす」という意味なので、受動的用法ですと「見いだされる」という意味になります。ただ日本語としては誤解を招きそうですが、ここで言う「見いだされる」というのは、「探していたものが見つかる」という意味ではなく、「誰でもそこへ行けば目に入る=ある、いる」という意味です。従って、êtreと極めて似た意味になります。
Ce café se trouve en face de l'Opéra.(そのカフェはオペラ座の向かい側に見いだされる→ある)
能動態の On trouve ce café en face de l'Opéra. の ce café を主語にして代名動詞の受動的用法で構成し直したものと考えれば、わかりやすいかも知れません。

se parlerが受動的用法で使われるときは、確かに主語は事物ですね。
Le français se parle aussi au Canada.(フランス語はカナダでも話されている)
こういう使い方が代表的な例文です。

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