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devoirの解釈
日時: 2016/10/21 02:25
名前: 山口

お世話になっております。
お時間ありましたら宜しくお願い致します。

devoirの解釈について教えて下さい。

勉強中の文法書にdevoirには
⑴〜しなければならない
⑵〜の予定だ
⑶〜するはずだ
と意味が載っており、例文が
Vous devez arriver à Avignon à dix heures.
あなたのアヴィニョン到着は10時の予定です。

とありました。

私は例文を
あなたはアヴィニョンに10時に着かなければならない。
と訳したのですが("の予定だ"を知らなかったので)、前後の文脈等で解釈し、どちらとも訳せるものなのか、きちんと理由があり"〜の予定"と訳されるのでしょうか?
3つの意味を知ると3つどれにもにも訳されるように思えて…

他の例文なのですが、
例文
Elle a dû partir à sept heures.
彼女は7時に出発しなければならなくなった。

を私は
彼女は7時に出発しなければならなかった。と訳していました。

これはどう解釈すべきなのでしょうか?"しなくてはならなくなった"は未来の事を言ってるように思えるのですが…

急ぎませんのでお時間ある時にでも宜しくお願い致します。

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Re: devoirの解釈 ( No.1 )
日時: 2016/10/21 10:05
名前: てふママ

山口さん、こんにちは。

devoirの語義に関して、お使いの文法書の(2)と(3)はほとんど同じ意味で、日本語の訳し方が異なるだけでしょう。
Vous devez arriver à Avignon à dix heures. は、「あなたのアヴィニョン到着は10時の予定です」とも「あなたはアヴィニョンに10時につくはずです」とも訳せると思います。例えば、この文に「もし〇〇時の列車に乗れば」といった節を足して考えるとよいと思います。
前後関係のない文ですので、山口さんがお考えになった「あなたはアヴィニョンに10時に着かなければならない」は、絶対にないとは言い切れませんが、普通はそういう意味にはならないと思います。といいますのは、「あなたは〇〇時に着かなければならない」は不自然な言い方で、多くは「あなたは〇〇時までには着かなければならない」とか「あなたは〇〇時には着いていなければならない」と日本語でも言うでしょう。そしてはっきり必要性を言いたいならば、Il faut … を使うでしょう。でも、やっぱり前後関係がないと、ひとつの文の解釈は難しいですよね。

Elle a dû partir à sept heures. は、間違いなく「彼女は7時に出発しなければならなくなった」が正解です。
これは、複合過去の用法をきちんと捉えれば理解できる問題です。複合過去形は「完了」しかあらわさないので、「出発しなければならなかった」という状態はあらわせないのです。この場合は、7時に出発しなければならなくなったので、7時に出発したというニュアンスになります。ただし、日本語では「出発しなければならなくなった」という言い回しは少し抵抗があるので、譲歩して「出発しなければならなかった」と訳す場合もあるでしょう。日本語上はあまり違いがわかりませんものね。
複合過去に関して、わかりやすい例をあげましょう。
Il avait dix ans (à cette époque-là). (当時)彼は10歳だった。(半過去なので過去の状態)
Il a eu dix ans (le mois dernier). (先月)彼は10歳になった。(複合過去なので、完了したこと)→こちらを、過去形だからと「彼は10歳だった」と訳す人が多いのですが、それは間違いです。
Re: devoirの解釈 ( No.2 )
日時: 2016/10/21 17:18
名前: 山口

てふママ様

お世話になっております。こんなに早くお返事頂きありがとうとざいました。

私は複合過去を理解出来ていなかったようです。Il a eu dix ans (le mois dernier). の例文も読んでいると、分かってるつもりなのですが、実際に問題を出されたら10歳だった。と訳していたように思えます。それくらい曖昧の知識しかないという事ですね。
Elle a dû partir à sept heures. 「彼女は7時に出発しなければならなくなった」は私の頭が混乱してしまって、100%理解できていない状態です。
読み返して理解を深めたいと思います。

取り急ぎ、お礼申し上げます。

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