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ni〜ni〜 と動詞について
日時: 2006/08/20 22:19
名前: club_3
参照: http://blog.goo.ne.jp/club_3/

てふママさま、いつも、大変お世話になっております。m(v_v)m

以前も類似の質問をさせていただいたのですが、“ ni〜ni〜 ”の使い方、特に“ ni + 動詞 ”の使い方がよくわかりません。
このような文がありました。(今回は『ベルばら』との関係はございません…(^_^*;))

@ Je ne savais ni lire ni écrire. (Paul et Virginie / en français facile)
A Je ne savais ni que faire ni que dire. (La Statue intérieure : François Jacob)
B Elle ne sert ni à jouer la musique ni à dancer. (Le Roi danse : Scénario d’Andrée Corbiau)
C Je n’ai ni écrit ni joué. (Interview : Stefan Jaworzyn)

@は自動詞を名詞扱いしてni の後に直接置いている…?

Aは他動詞の目的をque で受けている…? 
 → でも、そうだとしたら、ce que にならないのは何故?

Bはservir à があるため他動詞の前に à があり、他動詞の後に目的語がついている…?そして動詞 servir をne〜niではさんでいる?
 → Google で検索して、
  Elles ne pouvaient plus ni chanter ni jouer de la musique.
  という文を見つけましたが、Bの文は、jouer de la musique とはならないのでしょうか…?
 → こんな文が存在するかは疑問ですが、例えば、
  Elle ne sert ni à jouer le piano ni à jouer le tennis .
  などと言うことは可能なのでしょうか?

Cは、複合過去の場合は、普通にこうなる…?

(文法の基礎知識がないので、用語が間違っているかもしれません…)


…このように考えてみたのですが、根本から間違っておりますでしょうか…?
また、A→、B→の質問が成立するとしたら、教えていただければ幸いです。

たくさんお聞きしたいことがあって、申し訳ございません。
ご教示、どうぞよろしくお願いいたします。


追記:
始め、アクサン記号を付けて投稿させていただいたのですが、何故か、何度入力しても文字化けしてしまいました。やむを得ず、アクサンなしで表示させていただきました。

追記2:
てふママさまがアクサン表示が出来るようにして下さったので、再度アクサン記号を付けました。

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Re: ni〜ni〜 と動詞について ( No.1 )
日時: 2006/08/20 21:13
名前: てふママ

club_3さん、こんばんは。
まず、niはpasとは違って、否定したい要素の直前に置くのが原則であり、比較的語順は自由だという前提があります。

(1) は動詞を名詞扱いしているなどと考える必要はなく、基本文として、Je sais lire.(savoir+不定詞の構文)をふくらませたものとお考えください。つまりは、Je ne savais pas lire.+Je ne savais pas ecrire.を合わせたものです。

(2) については、ne savoir que [quoi] faire という表現が慣用表現として成立していて、よく使われます。疑問詞queはいわゆる間接疑問文の原則のようにce queとはなりません。これが、主動詞がsavoirでなかったり、queのあとがfaireでない場合は事情が異なってくるでしょう。direについては、直前のfaireの用法に準じたものと思われます。

(3) 構文は、お考えの通りです。ni...ni...の表現とはまったく関連なしに、jouer la musiqueという言い方が問題になってきますね。文章の前後関係がわからないと断定できませんが、部分冠詞でなく定冠詞になっている理由は、「その音楽」というニュアンスがあるのではないでしょうか?jouer de la musiqueというのは、まったく特定されていない音楽を奏でる意味ですから。

(4) その通りです。この場合も、あまりni...ni...の表現にこだわる必要はなく、複合過去形の文章の場合、主語が同一で、助動詞が共通の場合は、2つ目以降の主語と助動詞は省略できる、という原則にのっとったものにすぎません。

おそらく難しく考えすぎていらっしゃるのだと思います。すべてを肯定文に直して、2つ目のniをetに直して考えてみると簡単ですよ。(2)だけは否定の慣用表現がからんでくるので、ちょっと事情は違いますが。
文字化けについて ( No.2 )
日時: 2006/08/20 21:41
名前: てふママ

以前はアクサンつきでも文字化けしなかったのに、確かに現在は文字化けしますね。原因を調査中ですので、とりあえず、アクサンなしで記述します。
テスト ( No.3 )
日時: 2006/08/20 22:08
名前: てふママ

テストです。
écrire, théâtre, garçon
Re: ni〜ni〜 と動詞について ( No.4 )
日時: 2006/08/20 22:11
名前: club_3
参照: http://blog.goo.ne.jp/club_3/

早速のご回答、ありがとうございました。
一気にいろいろとご質問をぶつけてしまい、申し訳ございませんでした。

ni〜ni〜 は、辞書や文法書でいろいろ調べてみたりしているのですが、どうもすっきり理解できるほど記述されているものが見つかりません。
てふママさまの明快なご教示により、大変良く理解することが出来ました。

>すべてを肯定文に直して、2つ目のniをetに直して考えてみると簡単ですよ。

ni〜ni〜はさっぱりわからない!!と思っているので、確かにこだわり過ぎているのかもしれません…。
何度も何度も、てふママさまを煩わせてしまい、重ね重ね、申し訳ございません…m(_ _;)m


(3)は、映画『王は踊る』Le Roi danse の リュリ Lully の台詞です。
王を崇拝する音楽家・リュリにとってla musique というのは「ルイ14世に捧げるための自分の音楽」に他ならないので、部分冠詞にはならず、定冠詞をとっている、ということなのですね。
てふママさまのご明察通りだと思います。

てふママさまにいろいろと教えていただけることに、深く感謝しております。
暑い日が続きますが、どうぞご自愛下さいませ。
m(v_v)m
文字化けについて ( No.5 )
日時: 2006/08/20 22:09
名前: てふママ

cgiをバージョンアップしたら、文字化けするようになったと思われますので、以前のバージョンに戻しました。現在は文字化けしないと思われます。
アクサン記号について ( No.6 )
日時: 2006/08/20 22:22
名前: club_3
参照: http://blog.goo.ne.jp/club_3/

最初の質問に、アクサン記号を再度つけさせていただきました。
てふママさま、調整して下さって、ありがとうございました。

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