oùの用法(「場所」と「時」) |
- 日時: 2018/05/23 14:11
- 名前: my
- 初めて質問いたします。
上手くまとめられず長文になってしまいましたが、お付き合いいただければと思います。
【oùについて】 oùという単語のについて色々と分からないことがあるので、質問させていただきます。
疑問副詞には、où、quand、comment、combien、pourquoiなどがあり、 このうちoùは「どこ」、quandは「いつ」という意味で用いられます。 例) C’est où? : それはどこですか? C’est quand? : それはいつですか?
しかし、これが関係詞になると、「où=どこ」「quand=いつ」という明確な線引きはなくなります。oùは先行詞が「時」を表す場合にも用いられるからです。 例) Le jour où il est venu, je n’étais pas chez moi. 彼が来た日に、私は家にいなかった。 (『プチ・ロワイヤル』より)
ここで疑問なのですが、なぜここでは「quand」ではなく「où」という語を用いるのでしょうか。 言い換えると、なぜ「où」は、関係詞として用いる場合に、「いつ」の意味も含むのでしょうか。このようになった背景が知りたいです。
ちなみに、『プチ・ロベール仏語辞典』で「où」の項目を参照したところ、「Sens temporel」として次の例文が掲載されていました。 « Mais, où ma souffrance devint insupportable, ce fut quand il me dit... »(PROUST) どのように訳せばよいのかはよくわからないのですが、ニュアンスとしては「場所」ではなく「時」なのかなと思えます。
また、『プチ・ロワイヤル』の中に、 「où...c’est...」で「…なのは…だ」という成句があり、 Où il éxagère, c’est quand il prétend avoir tout fait à lui seul. (彼が誇張しているのは、全部彼一人でやったと言っている点なんだ) という例文が書かれていました。
PROUSTの文の「où」も、おそらくこの成句と同じニュアンスで書かれているのだと思われます。 そして、関係詞ではないけれど、「où」は時を表しているのだなということも見えてきます。
こうしたことも踏まえてなのですが、 oùはどういう経緯で「時」も表わすようになったのでしょうか。 oùとquandとの棲み分けも疑問です。
さらに、 「C’est où?」で「それは “いつ”ですか」と表現することはあるのでしょうか。 @そういう表現をする地域が現在あるのか A かつて、歴史的にそういう表現をしていた時代があるのか。 この二点についてうかがいたいです。
長くなりましたがよろしくお願いいたします。
![メンテ](./img/mente.gif)
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