トップページ > 記事閲覧
接続法とは
日時: 2023/04/26 13:26
名前: yokko

てふママ様

よろしくお願いいたします。
接続法そのものについての質問です。

接続法とはどういう法か、自分で色んなパターンの接続法を参考書で読んで把握はしていますが、スッキリわかった気がしない、モヤモヤしたものがあります。簡単に捉えれば、vouloir que のあとは接続法、のように、覚えてしまったほうがいいという考え方もあります。

てふママ様は、接続法はどういうときに使うものと捉えておられますか?接続法とは、こういう法であり、こういうときに使う、というような考え方のてふママ様の指針のようなものをおき聞きしたいです。

(前回、頂いた直説法、接続法の違いは、すごくわかりやすかったです。毎回いただく回答が目から鱗です。)
メンテ

Page: 1 |

Re: 接続法とは ( No.1 )
日時: 2023/04/26 14:11
名前: てふママ

接続法って日本語にその概念が存在しないので、接続法らしく訳すということは不可能ですし、なかなか理解しにくいものであることは
確かですね。
ですから、各種文法解説書より私がうまく説明できるはずもないのですが、私の理解はこうです。

直説法:事実を事実として述べる場合に用いる
    直説法単純未来形が、未来のことを述べるにしても、かなり断定的なニュアンスを帯びるのはこのためです。
条件法:非現実(非事実)を前提とする場合に用いる
接続法:事実か非事実かを問題にせず、単に頭の中で考えられたこと(希望や疑惑や強い想念)を表す場合に用いる(一般に接続詞queのあとで)
この分類の仕方からはずれるものもあることはご理解ください。

【義務】 Il faut que je parte. 「行かなくちゃ」 
il faut que の後は接続法と決まっていますから、そうやって丸覚えしても良いのですが、なぜ接続法が用いられるかというと、
il faut que は「〜しなければならない」という意味ですから、que以下が事実かどうかが問題ではないのです。私は行くかも
しれないし、行かないかもしれません。
これを直説法、例えば Il sait que je pars.「彼は私が行ってしまうことを知っている」だと、まだ行ってしまっていないかも
しれませんが、ほぼ行ってしまうことが確実です。savoirの時はque以下がほぼ事実扱いになるので、直説法を使うことはおわかりですよね。

【願望】 Je veux absolument qu’il vienne.「どうしても彼に来てほしい」
おっしゃるようにvouloir que のあとは接続法が要求されます。これもなぜかを探っていくと、「彼が来る」という事柄は私の頭の中に
ある願望ですから、来るか来ないかを問題にしているのではありません。来るかもしれないし、来ないかもしれない、簡単に言って
しまえば、事実とは言えないし、非事実ともいえないのです。こういう場合に接続法が多く用いられます。
J’espère qu’il vient.「彼は来ると思うよ」espérer は期待を持って思うという意味ですよね。願望の一種ではあるのですが、
ニュアンス的にはほぼ彼が来ることを前提としての発話ですので、venirは事実に近くなり、接続法にはならないのです。

理解の助けになるかどうかわかりませんが、接続法単独で考えるとわかりにくいので、同じような文型を直説法であらわしたときと
どう違うだろうという視点で見ると、意外にすんなり腑に落ちるかもしれませんよ。

追加質問もどうぞ。
メンテ
Re: 接続法とは ( No.2 )
日時: 2023/04/26 21:47
名前: yokko

てふママ様

こんなざっくりした質問をしてしまったのに、丁寧な解説を下さり、本当に感謝いたします。
接続法の考え方、大変参考になります。

「接続法単独で考えるとわかりにくいので、同じような文型を直説法であらわしたときと
どう違うだろうという視点で見る」というのは、とても素晴らしいアドバイスをいただけたと思います。

ご教示いただいたことをしっかり意識し、接続法もしっかり理解できるよう頑張って勉強していきたいと思います。
また質問が出てきたら、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。また、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
メンテ

Page: 1 |

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存