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le / un violon
日時: 2023/08/03 10:33
名前: yokko

てふママ様

今日もよろしくお願い致します。
彼の兄はピアノの名手です。という訳の解答が

Son frere est un virtuose du violon.

となっていますが、
      
 un virtuose d'un violon と不定冠詞にならないのはなぜでしょうか。(私としては、実際のバイオリンをイメージするとun かなと思ったのですが。)le violon とun violon ニュアンスの違いは何なのでしょうか。
メンテ

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Re: le / un violon ( No.1 )
日時: 2023/08/03 13:49
名前: てふママ

yokkoさん、こんにちは。

定冠詞と不定冠詞の使い分けは、私たちには永遠にわかりにくい事柄ですよね。

この文におけるle violonの定冠詞は「バイオリンという種類のもの(楽器)」を表しています。定冠詞の用法としては「総称」です。「そのバイオリン」という特定化の用法ではありません。

「〜の名手」という言い方の場合、virtuose deの後には、楽器やスポーツや芸術の名前が来るべきなんですね。
virtuose du football / virtuose du français / virtuose de la sculpture といった具合です。
これらは分野名であるため、総称の定冠詞が必要です。

これをun violonにすると、「その種類の中の不特定なひとつ」を表します。つまり、yokkoさんのおっしゃるように「実際のバイオリン」がイメージされ、実在性がでてきてしまうのです。これですと、ちょっと不思議なことになります。もしvirtuose d’un violonでしたら、どれでも良いけれど何かひとつのバイオリンの名手、ということになります。他のバイオリンだと下手で、あるひとつのバイオリンなら上手く弾く、というのは変ですよね?

冠詞なしの un virtuose de violon と言うことはありますが、un virtuose d’un violonはあり得ないと思います。
メンテ
Re: le / un violon ( No.2 )
日時: 2023/08/03 14:48
名前: yokko

てふママ様

よくわかりました。勉強になります!
いつもありがとうございます!!


メンテ

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