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普通名詞の後置
日時: 2024/01/13 14:03
名前: yokko

てふまま様。
よろしくお願いいたします。

テキストの例文です。
A son âge, mon grand-père n'a plus toute sa tête.
彼の年では、私のおじいさんはもう頭がしっかりしていない。私訳

grand pèreがsonより後置されているのが、違和感あるのですが、こういう文は、よくあることなのでしょうか。ご教示ください。

メンテ

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Re: 普通名詞の後置 ( No.1 )
日時: 2024/01/13 16:25
名前: てふママ

yokkoさん、こんにちは。

結論としては、よく見かけます。日本語式の発想では確かに違和感がありますよね。文章の意味はおわかりなのですから、こういう文を訳すときには、所有形容詞が使われている部分を正直に訳さないことです。「私のおじいさんは、年なのでもう頭がしっかりしていない」「年齢もあって、私のおじいさんはもう頭がしっかりしていない」などと、わざわざ「彼の年」と言わなくても十分わかりますよね。

A ma surprise, je n'ai mis que 30 minutes pour arriver là.
↑こういった文でも、「私の驚いたことには」と訳すと変ですよね。

所有形容詞ばかりではなく、これに類する文はほかにもあります。後に出てくる名詞と同じ人(物)を指す代名詞が先行する例です。例えば

Bien qu’il soit malade, Pierre travaille beaucoup.
というような文ですね。内容からして il と Pierre が同一人物だということは明らかです。Pierreを先に出すべきかというと、Bien que Pierre soit malade, il travaille beaucoup. と書くと、むしろとても落ち着きの悪い文になります。出現順にかかわらず、主節のほうに具体的名詞を持ってくるのが自然ということですね。
メンテ
Re: 普通名詞の後置 ( No.2 )
日時: 2024/01/13 17:01
名前: yokko

てふママ様

ご回答いただき、ありがとうございます。
<出現順にかかわらず、主節のほうに具体的名詞を持ってくるのが自然>というご説明、よくわかりました!いつも丁寧で、分かりやすくご教示いただき感謝しております。ありがとうございました。
メンテ

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