笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

ちょっとねぇ…気恥ずかしい 2005年07月21日(木)

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【Château d'or シャトー・ドール】

いや、フランス語自体は正しいのだ、スペルも読み方も。

でも意味は「黄金の館」、「金の城」の意味なのだ。そんな名前をつけては絶対にいけないとは言わないが…
これはアパートの名前!新築だし、結構洒落た外観だし、アパートとしては確かに高級かも知れない。

でもでも、やっぱりアパートに過ぎない。この名前は私なら恥ずかしくて、住所にアパート名を書いてフランスに手紙は出せない(^^;;
 

微妙に違うぞ 2005年07月21日(木)

  【おいしい生活 セ・トレボン Cést Tres Bon】

グルメ関係の通販サイトの名前である。ロゴを見ると、一見正しそうに見えるが、実は間違っている。

《Cést》は間違い。《C'est》が正しい。違いがわかるだろうか?eの上に記号がつくのは間違いで、Cとeの間にアポストロフ(アポストロフィー)がつくのが正しいのだ。これは、Ceという単語の次にestが続き、Ceの語末の1文字が省略されているわけで、省略記号のアポストロフをつけるべきなのである。

《Tres》は、記号がつく単語である。正しくは《Très》となる。

《C'est très bon!》は、「とっても美味しい!」という意味だ。

http://www.tresbon.jp/index.html

ちなみにインフォメーションのページの、テキストでサイト名が書いてあるところは、正しそうに見えるが、アポストロフでなくアクサン・テギュが使われているようだ。微妙なのでよく比べて欲しい。
(正)C'est
(誤)C´est
 

世も末か?(笑) 2005年07月18日(月)

  【フィン ド シェークル FIN DE SIECLE】

これはコスメ関係の雑誌をパラパラ見ていたときに見つけたネタ。コスメ用語やコスメのブランド名にはフランス語がよく使われているから、まだまだたくさんネタはあるのだろうが。

オヤクソクの発音間違い。FIN DE SIECLEは「ファン ド スィエークル」と読むのが正しい。フランス語では《in》というスペルは「アン」という発音になるので、「フィン」ではなく「ファン」である。

《SIECLE》のほうは、小文字で書けば《siècle》、読み方は、わかりやすく「シエークル」としてもいいが、「シェークル」(「エ」が小さい)ではない。

どこにも書かれていないが、《fin de siècle》「世紀末」という意味だ。なぜ「ヒアルロン酸を超えたうるおう力 化粧水・クリーム」のラインナップにこんな名前をつけたのだろう?世紀末なんて、なんかカサカサなイメージじゃないか?

http://www.cosmeshop.com/mojo
ページ中段の、6個並んだバナーのところにある。
 


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