パソコンでフランス語の記号つき文字を入力するのに、ワープロソフトの特殊記号表からいちいち入力していませんか?一度設定してしまえば、キーボードだけでフランス語が入力できます。もちろん、フランス語と日本語の混じった文も打つことができます。ぜひ試してみてください。
1.Microsoft Officeアプリケーション以外のソフトでもフランス語を入力したい場合(Windows)推奨
メールソフトなどでもフランス語を使用したい場合には、コントロールパネルで、ほかの言語を追加するという作業が必要になります。また、キーボード配列が通常とわずかに異なりますので、少し慣れが必要です。けれども、一度設定してしまえばいつでも使えますし、アクサンつき文字もほとんどキーひとつで入力できますので、Officeアプリケーションのショートカットキーを使うより、むしろ楽だと言えましょう。まず、以下の手順で設定を行ないましょう。説明はWindows
7を前提としていますので、他のバージョンのOSをお使いの方は、それぞれのリンクへお進みください。なお、すべてのソフトで有効とは限りません。
1) | スタートメニューからコントロールパネルを開きます。 | |
2) | [時計、言語、および地域]の下の[キーボードまたは入力方法の変更]]をクリックします。 |
|
3) | [地域と言語]ウィンドウが開きますので、[キーボードと言語]のタブのところで[キーボードの変更]ボタンをクリックします。 | |
4) | [テキスト サービスと入力言語]ウィンドウが開き、[全般]タブのところで日本語キーボードがインストールされているのがわかります。 [インストールされているサービス]の項目右側の[追加ボタン]をクリックします。 |
|
5) | [入力言語の追加]ウィンドウが出ますので、プルダウンメニューから[フランス語(カナダ)]を探し、頭の+をクリックします。現われた[キーボード]の頭の+をクリックすると、「カナダ
マルチリンガル標準」が出てきますので、チェックボックスをチェックし、OKをクリックします。 カナダを選ぶのは[フランス語(フランス)]より通常のキーボードと配列が似通っているためです。 |
|
6) | [テキスト サービスと入力言語]のウィンドウに戻りますので、[フランス語(カナダ)が追加されていることを確認し、OKをクリックします。これで設定が完了します。 | |
7) | 言語バーの[JP]をクリックすると、[FR フランス語(カナダ)]が選択肢にあらわれますので、必要に応じて[JP 日本語]と切り替えて使用します。 |
*画像つきの説明とキーボード配列表を別にご用意いたしました。必要に応じて参照なさってください(新しいウインドウが開きます)。→Windows 7 / Windows Vista / Windows XP
2.Microsoft Officeアプリケーション(Word, Excelなど)のみで記号つき文字を書く
入力したい文字 | 例 | Windowsでの入力手順 | Macintoshでの入力手順 |
アクサン・テギュつきの文字 | Ctrl+Shift+7 を打った後に母音字 | option+e を打った後に母音字 | |
アクサン・グラーヴつきの文字 | Ctrl+Shift+@ を打った後に母音字 | option+ろ を打った後に母音字 | |
アクサン・シルコンフレクスつきの文字 | Ctrl+^ を打った後に母音字 | option+i を打った後に母音字 | |
トレマつきの文字 | Ctrl+: を打った後に母音字 | option+u を打った後に母音字 | |
セディーユつきのC | Ctrl+, を打った後にC | option+c | |
OとEの合字 | Ctrl+Shift+6 を打った後にO(オー) | option+q |
※ 数字の6や7は、テンキーは使えません。
* Windows版Microsoft Wordでは、上記のキー組み合わせが初期設定になっていますが、自分の好みで変更することができます。メニューの「挿入」から「記号と特殊文字」を出し、入力したい文字を選択して「ショートカットキー」ボタンを押して、キーストロークの指定をしてください。
* ごく一部の機種のパソコンでは、Windows版MS Wordで、cにセディーユのついた文字が初期設定のままでは出ない例が確認されています。その場合は、上記の「記号と特殊文字」で、キーストロークを設定し直してください。
3.ホームページ作成の際、記号つき文字を表示させる
日本語とフランス語が混在するホームページで記号つき文字を扱う場合、ホームページ作成ソフトを使用するなら、記号や特殊文字を挿入する機能がありますので、それを利用します。またHTMLファイルに直接ISO
8859-1のコードを打ち込むやり方があります。HTMLタグが禁止されていない掲示板などではこのコードを使って書き込むこともできます。けれども、これはブラウザの種類やバージョンによって正しく表示されないことがあるので、必ずしもお勧めしません(例えばMac版Internet
ExplorerではOEの合字が離れたままになります)。また使用フォントによって、記号のつかない文字と上下が揃わないなど、見栄えが悪くなる場合もあります。
【例】 Voilà un garçon. /Je vais au théâtre.
/Vous étiez fatiguées.
表示したい文字 | HTMLファイルでのコード |
à | à |
â | â |
é | é |
è | è |
ê | ê |
ë | ë |
î | î |
ï | ï |
ô | ô |
ù | ù |
û | û |
ü | ü |
ç | ç |
œ | œ |
このページはフレームページです。左側にメニューが表示されていない方はこちらをクリック。