笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

カバン屋と間違えるぞ! 2005年08月15日(月)

  【カバン ド ズッカ CABANE de ZUCCa 『ズッカの小屋』を意味する】

本家本元のCABANE de ZUCCaのサイトでは、読み方も意味も書いてない。フランス語かどうかも説明されていない。それなのに、取り上げたページばかりでなく、どこのサイトでも、このブランド名をカタカナで表記するときは「カバン・ド・ズッカ」としてある。

cabaneというスペルと、deという前置詞から考えればフランス語だろう。フランス語前提ならば「カバン」はやめて!「カバーヌ」または「カバヌ」が正しい。これも実際の発音を聞くと、最後の「ヌ」はほとんど聞こえないくらいなのだが、表記としては、やっぱり「ン」は変だ!好きなブランドだけに、不愉快だ。

http://www.roppongihills.com/jp/shops_restaurants/details/shop.php?id=101550018
 

摩訶不思議な発音 2005年08月08日(月)

  【Soyeux Voile ソワジュ ボワーレ 「ソワジュ ボワーレ」とはフランス語で「絹のベール」の意味。】

発音間違いは星の数ほどあるが、これほどひどいのも珍しい(^^;;
《soyeux》は「ソワイユ」と読む。いったいどこから「ソワジュ」なんて読み方を見つけてきたのだろう?想像を飛躍させてみよう。例えば《les yeux》は「レズィユ」と読む。「レジュ」と簡略的に書くこともあるから、《yeux》の部分は「ジュ」と発音するのだと思いこんだのかも知れない。もしそうだとしても、これは大勘違いである。《les yeux》はふたつの単語をバラバラに読むと、「レ」と「ィユ」なのだ。つなげて読むときには、単独では発音しなかったlesの最後のsが発音されて「レズィユ」という音になる。したがって、yeuxだけを「ズィユ」と読むことは絶対にあり得ない。

《voile》は「ヴォワル」(百歩譲っても「ボワール」)であって、「ボワーレ」ではない。

そして、「絹のベール」という意味にしたければ、《Voile Soyeux》という語順にしなければならない。

http://www.wataiku.com/wataiku09.html
 


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