笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

クリスマス定番の間違い 2005年12月23日(金)

  【ブッシュ・ド・ノエル・ア・ラ・グラッセ  意味はフランス語で「クリスマスの薪」、グラッセはアイスのことです】

毎年クリスマスが近づくと「ブッシュ・ド・ノエル」というケーキ名が巷に氾濫する。スペルは《bûche de Noël》で、発音表記は「ビュッシュ・ド・ノエル」とすべきだ。正しく「ビュッシュ」と書いてある場合もあるが、発音しにくいせいか「ブッシュ」が圧倒的だ。たまに、「ビッシュ」と書かれているものも見かけるが、「ブッシュ」よりま原音に近いので、まだこちらのほうがましだ。

そして、「グラッセ」はアイスのことではない。アイスなら「グラス」だ。《glace》と書く。「マロングラッセ」などに使われている「グラッセ」は、《glacé》というスペルだし、名詞ではないので、「ア・ラ・グラッセ」という言い方は存在しない。

つまり、このケーキの名を正しい発音に近い表記にするなら、「ビュッシュ・ド・ノエル・ア・ラ・グラス」となるはずだ。

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