笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

耳障りだ! 2013年08月29日(木)

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【Numéro TOKYO ヌメロ・トウキョウ】

ファッション雑誌のタイトルである。耳だけでこの名前を聞いたときに、「ヌメロ」という音からスペイン語のnúmero(uの上に記号)かなと思っていて、実物を見たらスペルはnuméro(eの上に記号)だ!

さらに調べてみると、この雑誌はフランスの雑誌«Numéro»の日本版だというではないか。つまりは「ヌメロ」という発音になるスペイン語やポルトガル語やイタリア語のスペルミスではないのだ。

しかしフランス語ならは決して「ヌメロ」などと発音はしない。「ニュメロ」である。

これは「ュ」という音が日本人には馴染まないから、近い音にしようとしたに違いない。「デジャヴュ」が正しいのに、英語を経て「デジャヴ」になってしまったり、「ビュッフェ」が「ブッフェ」になるのと同じ現象だと言える。

でも、フランス語では「ウ」と「ュ」はまったく異なる音なので、やっぱり「ヌメロ」は気持ち悪くて容認できない。
 


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