今日の一言
見つけた言葉、気になった言葉をつづって行きます。

2018/02/22 (Thu) 00:08:13
チーム・パシュート > la poursuite par équipes
ラ プルスュイット パーレキップ

平昌オリンピックで、スピードスケート女子がチーム・パシュートで金メダルを取った。「パシュート」というのは英語のpursuitであり、フランス語とはスペルが少し異なる。フランス語では「チーム同士の追い抜き競争」という言葉の構成になっている。オリンピックはフランス語での場内アナウンスもあり、やはり楽しい。 (No.33)

2015/02/16 (Mon) 10:40:19
ハッピー・バレンタイン > Bonne Saint Valentin
ボンヌ サン ヴァランタン

Twitterでこの言葉が流れていて、へえこう言うのかと興味を持った。Saint Valentinはもちろん「聖ヴァレンタイン」(フランス語ではヴァランタン)のことで、男性の聖人である。

Saint Valentinが男性名詞なのにbonneという形容詞の女性形がついている理由は、この言葉がBonne fête de Satin Valentin !の略だからである。本来、女性名詞のfête(祭り)を形容する形容詞なので、女性形になっている。
(No.32)

2014/09/19 (Fri) 14:32:18
ハイタッチ > tape m'en cinq / donne-m'en cinq
タプ マン サンク / ドヌ マン サンク

カタカナ語の「ハイタッチ」は和製英語で、実際には"high-five"あるいは"give me five"などと言うそうだ。英語でもフランス語でも「5」(five, cinq)という単語が使われていて、これが語源と関係あるようだ。英語のことはよく知らないが、フランス語の場合は、元々「私を5本の指で叩いて」という意味である。英語には「高い」という意味の言葉が含まれているが、フランス語にはない。

いずれにせよ、このジェスチャー自体はアメリカで始まったそうなので、フランス語でもそう昔からあった表現ではないだろう。

(No.31)

2014/08/26 (Tue) 15:07:33
インク吸い取り器(ブロッター) > tampon buvard
タンポン ビュヴァール

日本語でさえ、あれは何という名称のものだろうとしばらく考えてしまった。さらに、この文具を知らない人もすでに多いだろう。何かを書いたインクが乾かないで残っているときに、汚さないためにインクを吸い取るために使う。黒板消しに取っ手のついたような形状のものだ。弓なりになっている下側に、吸い取り紙をセットして使う。

今日、万年筆を使っていて、これがあればなあと思ったので、フランス語では何というのだろうと疑問に思ったのである。buvardは「飲む」boireという動詞から出来た名詞で、「吸い取り紙」の意味だ。初めてtampon buvardという表現に出くわしたら、意味を勘違いしてしまうかも知れない!

(No.30)

2014/04/01 (Tue) 09:40:37
シダレザクラ > cerisier à fleurs pleureur
スリズィエ ア フルール プルルール

昨日シダレザクラの写真を撮りに六義園に行ったが、入口には各国語の案内パンフレットが置かれていて、その中にフランス語のものもあったので、いただいてきた。

そのパンフで使用されていた表現である。cerisier à fleursで「花咲いた桜の木」の意味であり、pleureurは「枝の垂れた」という形容詞でcerisierを修飾している。従って、この表現はシダレザクラが咲いたときを描写した言い方ということになる。

一方、和仏辞典でシダレザクラを引いてみると、cerisier à branches pendantesとある。branches pendantesは「垂れ下がった枝」の意味だから、全体では「垂れ下がった枝を持つ桜の木」ということになる。花が咲いていなくても使える表現だ。

フランスにこの品種はないので、フランス語での言い方が決まっているわけではないようだ。各地のシダレザクラが有名なスポットに、フランス語パンフレットがあれば、見てみたいものだ。
(No.29)

2014/03/09 (Sun) 10:43:57
トランスジェンダー > transgenre
トランスジャンル

最近観た映画『ダラス・バイヤーズクラブ』にはトランスジェンダーの人が登場するので、フランス語では一般になんと言うのだろうと気になって調べてみた。

トランスジェンダーとは、遺伝子上の性と「性自認」とが違う状態にある人のことを言う。ただし、これは性的嗜好を特定化するものではない。

辞書にはまだ載っていない新語であるが、フランス語の場合、「〜を越えて、〜の向こうに」の意味を持つ接頭辞trans-に、「性」(生物学的な「性」sexeではなく、文法上の「性」と同じ言葉)をあらわすgenreをつけた合成語になっている。ほぼ英語のtransgenderと同じ構造と言ってよいだろう。

形容詞の場合は、transgenreも使うが、transだけでも頻繁に使っているようだ。例えば「トランスジェンダーの男性」は、un homme transといった具合だ。
(No.28)

2014/02/17 (Mon) 09:04:08
スキー・ジャンプ / ラージヒル > saut à ski / grand tremplin
ソー ア スキ/グラン トランプラン

私もソチ・オリンピックでの葛西紀明の銀メダルを見て感激したひとりである。外国のメディアも彼の「レジェンド」ぶりを大きく評価している。
saut à skiは直訳すれば「スキーに乗ってのジャンプ」ということになる。男子スキー・ジャンプと言いたい場合は、saut à ski masuculin(マスキュラン)となり、女子féminin(フェミナン)と区別する場合に使っている。

「ラージヒル」については、英語とずいぶん言葉が違うので面白い。tremplinは、体操の踏切台やスキーのジャンプ台を指す単語。ポーンポーンと跳ねる「トランポリン」はtrampoline(トランポリーヌ)というスペルであり、この2語の語源は等しいらしい。
(No.27)

2013/09/15 (Sun) 08:16:44
外反母趾 > hallux valgus
アリュクス ヴァルギュス

自分が外反母趾気味なので、なんと言うのだろうと調べた。
hallux valgusはラテン語で、まさに日本語と同じ「母指の外側への変形」の意味だ。この変形した状態のことを、フランス語では"oignon du pied"(オニョン デュ ピエ)とも呼ぶそうだ。oignonは元々「玉ねぎ」の意味で、「たこ、うおのめ」の意味にも使うそうだから間違いやすい。
外反母趾は日本人に多い疾患かと思いきや、フランス人女性も10人にひとりは悩んでいるという。
(No.26)

2013/03/12 (Tue) 12:10:12
いきんで! > Poussez !
プセ

ある人から、英語ドラマをテレビで見ていたら、出産シーンで「いきんで!」というのを英語では"Push!"と言っていたと聞いた。それで例のごとく、フランス語では何と言うのだろうと気になり、調べてみた。
これは単純だった。pushと同じ意味のフランス語の動詞はpousserだから、一応pousserを辞書で引いてみるとビンゴ!
pousserには他動詞と自動詞との両方の役割があるが、「いきむ」は自動詞だ。「押す」とか「圧力をかける」という語義に類するようで、仏仏辞典を確認してみると、"produire un effort (pour accoucher, déféquer)"という語釈がある。直訳すれば「(出産、排便のために)努力を生じさせること」となろうか。
で、この動詞の命令形 poussezが「いきんで!」ということになる。
(No.25)

2013/01/26 (Sat) 10:02:01
口パク > en play-back
アン プレバク

ビヨンセが国歌を口パクで歌ったのではないかというニュースが最近各国で話題になっている。英語で口パクはlip sync(lip synch)と言うそうで、例によってフランス語では何だろうと調べてみた。
このニュースはフランスでも大きく取り上げられていて、記事では軒並み«en play-back (en playback)»という表現が使われていた。「口パクで歌う」は«chanter en play-back»となる。ほかに«faire du play-back»「口パクする」や、«C'est du play-back.»「それは口パクだ」といった表現もあるそうだ。
日本語の「音声同期」に当たる正式な言い方は«synchronisation labiale»(サンクロニザスィヨン ラビアル)で、こちらは英語の«lip sync»と同義だ。
play-backはもちろん英語からの借用語だが、英語でのplaybackはこの種の口パクの意味ではなく、他の人の歌に口を合わせることを言うそうだ。ミュージカル映画などで、主演の俳優さんは実は歌っておらず、歌手の歌声に口を合わせている、というような場合だ。
フランス語らしい特有の言い回しは何かないのかと調べているが、今のところ見つからない。
(No.24)

Home Search Log Admin

- SunBoard modified by Retroglass -