No Title by ヨウ - 2023/10/06(Fri) 02:00 No.3636 |
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こんにちは。 百獣の王、と言う時 le roi des animaux le roi des bêtes のどちらが一般的な表現なのでしょうか。 また、le roi lion des bêtes という表現も見かけたのですが、 フランス語は名詞を連ねて表現できないのではなかったでしょうか。
そして、ここに出てくるdesは前置詞deと定冠詞lesの縮約形だろうと思いますが、不定冠詞のdesと同じスペルですよね。 部分冠詞のduもde + leの縮約形と同じ形です。 また、de grandes maisonsのように形容詞を名詞の前に置く時、不定冠詞desがdeに変化するなど、どれも紛らわしくいつも悩みます。 見分け方のポイントなどありますか? 日本語の同音異義語は漢字表記を見れば分かるのに、フランス語の冠詞は難しいです。 |
| Re: No Title てふママ - 2023/10/06(Fri) 16:19 No.3637 |
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ヨウさん、こんにちは。
le roi des animaux / le roi des bêtes はどちらも使われるのですが、どちらが一般的かというと前者でしょう。animalのほうが、あまり感情を含まないニュートラルな言葉だからでしょう。bêteは「獣性」を感じさせる表現で比喩にも多く使われますね。ディズニーの『美女と野獣』もフランス語ではbêteを使うように、やや文章語的な印象があります。
le roi lion des bêtesについては、roi と lion を並べているのは、英語のように名詞に隣の名詞への修飾機能があるからではないのです。lion は roiの「同格説明」ということになりますね。構造は違いますが、Paris, capitale des arts などと機能は同じと言えます。
冠詞はそもそも日本語には存在しないので、難しいのは当然です。論理で理解しようとするとわかりにくいこともあるんですよね。たくさんの例に接して、なるほどこの場合はこうなるのか、と慣れるのが一番なのですけれど…
desについて :紛らわしいというお気持ちはわかります。でも、縮約形ならば 前置詞de が必要な構造なはずですので後続名詞はdesの前の名詞と何らかの繋がりがあります。一方desが不定冠詞ならば、後続名詞は多くの場合前方にある動詞の目的語か属詞にしかならないので、間違えようがないと思うのですが…
例えば、 On voit des toits des petites maisons. この2箇所のdes ならどうですか?
長くなりそうなご質問でしたら「フランス文法質問箱」のほうもご利用くださいね。 |
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No Title by クリミ - 2021/11/18(Thu) 10:29 No.3621 |
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てふママ様
丁寧にご回答を頂きましてありがとうございました。
>意見そのものの善し悪しは大して重要視されないのではないかと思います。
確かに回答を難しく考えていたかもしれません。 アフガニスタン問題、地球温暖化、テロやイスラム教・・・。 日本語でも難しいのになんと言えば良いの??と。
型にはまった回答ができることが優先なんですね。 確かに上手な方はいくつかの答え方のレパートリーがあるような気がします。
>何かニュースを読んだら自分の感情を整理する。 >まあ分析癖をつけることでしょうか。
これもおっしゃる通りです。日本語から考えるから 曖昧な表現を含んだ言い方をしようとしてしまいます。
それを仏語に変換しようとするのでさらに難解になるのかも。
感情を整理し、語彙や感情表現のフレーズをあらかじめ準備するような 練習をしてみます。
URLもありがとうございました。
この表にあるような connecteurs logiques を取り入れた表現を少しずつ作る練習をしてみます。
なかなかこのような質問を日本語でできる友人などがいないもので 本当にいつも助かります。ありがとうございました。
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仏語で考えを述べるには by クリミ - 2021/11/16(Tue) 13:24 No.3619 |
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てふままさま
以前、文法の質問をいくつかさせて頂いたクリミと申します。 いつもお世話になっております。
現在、仏語学校に通っています。 A2会話のクラスに通っていましたがもう少し ステップアップしたく今夏からB1のクラスに変えました。
講師が決めた時事ニュースを読み自分の意見を言う会話のクラスです。 A2の時は主語にjeを使い自分の身の回りのことを言えれば良い(ような感じでした)が B1になると・・・・
je pense que ... parce que .... donc.... en consequent....
こんな風な答え方をしなければならないようです。 (; ̄ー ̄A (まあ、当たり前ですかねww。)
できるだけ毎日フランスのニュースに目を通すようにはしています。le monde ,franceinfo ,RFIなど でもやはり自分の意見を言うのはなかなか難しいです・・・。
ニュースや記事を読んで自分の意見を言うための文章の組み立てのコツや練習方法などありますでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
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| Re: 仏語で考えを述べるに... てふママ - 2021/11/16(Tue) 22:43 No.3620 |
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クリミさん、こんばんは。
確かに自分の意見を組み立てる作業は、私たち日本人が苦手とするところですよね。周囲への気配りが美徳とされている国民性なので、仕方ないといえば仕方ないと思います。正直言って、私自身はそういう訓練をあまりしてこなかったので、お役に立つアドバイスができるかどうかわからないのですが、おそらくB1クラスは論理の流れが明快な発言が出来るかどうかが問題で、意見そのものの善し悪しは大して重要視されないのではないかと思います。乱暴な言い方をすれば、型にうまくはまっているかどうかです。
まず、とっかかりとしては、クリミさんが本心ではそのニュースをどう感じているかは二の次にして、まず結論を決めてしまうと流れを作りやすくなります(いわゆるディベイト的なやり方ですね)。 そのために、connecteurs logiquesをある程度自分の語彙に取り込んでおくとよいと思います。 je pense que ... parce que .... donc.... en consequent.... というのは、その典型ですね。 参考サイトを挙げておきます。 https://www.espacefrancais.com/les-connecteurs-logiques/
これを見るだけでも、フランス人の論理の立て方が見えてくると思います。
何かニュースを読んだら自分の感情を整理する:嬉しかったのか、憤ったのか、悲しかったのか、びっくりしたのか、興味を覚えたのか、など。(→それらの感情を表す語彙を用意しておく。)→なぜそういう感情を抱いたのかを分析する:悲惨なニュースであるから、想像もしていなかった新しい話題であるから、多くの人を楽しませるニュースであるから、日本ではあり得ないようなニュースであるから、など。(→別の見方をすればどうだろうと想像してみる)→その判断はニュースのどの部分から主に来たものなのかを考える。→そのニュースが扱っている事象に対して私は(私たちは/国は)何が出来るか出来ないかを考える。→ニュースとしての価値を判断する/筆者の書き方について善し悪しを判断する。ニュースの内容にもよりますから、必ずしもこう分析できるとは限りませんが、まあ分析癖をつけることでしょうか。日記のように、こういった分析を日々メモしておくとよいかもしれません。文にまでする必要はなく、ポイントだけで十分と思います。
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「麻」と「下着」について by みみ - 2020/08/07(Fri) 23:08 No.3615 |
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てふママ様、はじめまして。みみと申します。 当方フランス語含め外国語の知識が全くございません。 てふママ様のお力をいただきたくご連絡しました。
過去BBSを拝見し、植物の「麻」が「lin(ラン)」ということは分かりました。
自分なりに色々調べたところ、フランス語で「linge(ランジュ)」は、「麻」を意味し、 もともと下着は麻でつくられていたところから名づけられたようで、 なるほど…と思い、自動翻訳機で調べたところ、日本語「麻」→フランス語「chanvre(読み方が分かりません)」となりました。
さらに、自動翻訳機でフランス語の「linge(ランジュ)」を日本語にしてみたところ、 「ランドリー」となりました。これは洗濯系の意味でしょうか。麻という意味合いが全くなくなってしまったように感じます。
<質問です> ・同じ「麻」でも、「lin(ラン)」と「chanvre」の違いはなんでしょうか? ・「lin(ラン)」と「linge(ランジュ)」に違いはありますか? ・フランス語で、女性物のブラジャーやショーツなどの下着類は「lingerie(ランジェリー)」というのでしょうか? もしくは女性下着の総称や、ブラ、ショーツ別に、それぞれ単語があるのでしょうか。
長くなり申し訳ございません…お時間がございます際に、教えていただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
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| Re: 「麻」と「下着」につ... てふママ - 2020/08/07(Fri) 23:55 No.3616 |
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みみさん、ようこそ。
ご質問にお答えしますね。 ・lin と chanvreの違い linは一般に布地としての麻を指します。一方 chanvre のほうは、植物としての麻を指します。ですので例えば、服の素材として綿、絹、麻などと言う場合は linを使います。
・lin と linge の違い lin は上でご説明したとおりで、linge のほうは一般に、家庭内で使う布類を指し、素材は麻とは限らず、綿やナイロンも含みます。また、集合的な下着類(ハンカチ、靴下、寝間着なども含む)の意味にも使います。
・ブラジャー、ショーツなどの下着類の呼称 女性物の下着類の総称としては、lingerie(ランジェリではなく、ランジュリと読みます)を使うことが多いですね。デパートなどの「下着売場」などと言う場合の下着も lingerie です。 sous-vêtement(スーヴェトマン)という言い方もあります。こちらは「布」を指す意味はまったくなく、まさに日本語の「下着」に相当する単語です。 そして、ブラやショーツなど個別の単語はもちろんあります。
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| Re: 「麻」と「下着」につ... みみ - 2020/08/08(Sat) 00:38 No.3617 |
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てふママ様
お忙しい中、早速お返事をいただきましてありがとうございます!
>・lin と chanvreの違い >・lin と linge の違い そうだったのですね。とても詳しく教えていただきありがとうございます。 sous-vêtement(スーヴェトマン)という言葉も知ることができてとても嬉しいです。
「lingerie」は、フランス語ではランジュリと読むのですね! スペルは英語と同じようなので、「lingerie」だけ見たらフランス語か英語かは分からないということになるのでしょうか…? |
| Re: 「麻」と「下着」につ... てふママ - 2020/08/09(Sun) 23:44 No.3618 |
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そうですね、単語だけ見たらフランス語のつもりなのか、英語のつもりなのかは判別がつきませんね。 英語だとしても、語源はフランス語です。 |
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名字の太田はフランス語で... by 太田 - 2020/03/01(Sun) 20:36 No.3605 |
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はじめまして。 名字をフランス語でを見せていただきました。 太田はフランス語でどうなりますか。 教えていただけませんか。 |
| Re: 名字の太田はフランス... てふママ - 2020/03/01(Sun) 22:49 No.3606 |
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太田さん、ようこそ。
太田という名字の由来は、「大きい田」という説が有力のようですので、その意味ですと grande rizière(グランド リズィエール)となりますね。 |
| Re: 名字の太田はフランス... 太田 - 2020/03/05(Thu) 21:15 No.3613 |
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てふママさん♪ありがとうございました。 今月から借りる畑に看板を立てることになり「グランドリズィエール」の命名を主人も気に入ってくれました❗️ 新鮮野菜で家族にフレンチ振る舞うのが今年のささやかな夢です🎵 |
| Re: 名字の太田はフランス... てふママ - 2020/03/06(Fri) 09:49 No.3614 |
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畑の名前なんですね。素敵!美味しい野菜がたくさんできますように! |
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