笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

これだけ宣伝しているのだから… 2005年02月05日(土)

  【ボンキャフェ・ナパ・ドンセイヌ 89.42.12 Bon café n'a pas d'enseigne「良いカフェに名前はいらない」】

バレンタインデー間近な時期になり、TVではチョコレート情報をいろいろやっている。そこで紹介されていたお店の名前(通称『ボンキャフェ』または『89.42.12』だそうだ)。カタカナで紹介されていたので、「ボンキャフェ・ナパまではわかるけれど、ドンセイヌって何さ?」と夫と顔を見合わせ、早速Webで検索してみたら、あった。あー、これかー!(笑)

「ドンセイヌ」はないだろー!それじゃ意味がわからない訳だ。表記するなら「ダンセーニュ」。「ダン」の部分は確かに「ドン」に近く聞こえるけれども、それでも「ドン」ではなく、「ダン」のこもった音である。そして「セイヌ」の部分は明らかな間違いが2つ含まれている。フランス語には基本的には二重母音がないので、「セイ」とはならず「セー」である。そして、gneのスペルは「ヌ」ではなく、「ニュ」と読むのが正しい。

意味はまあほぼ合っている。正確には「良いカフェには看板がいらない」。ちなみに、これの元となっている諺は、"À bon vin point d'enseigne."(ア ボン ヴァン ポワン ダンセーニュ)「よいワインには看板はいらない」である。

http://store.yahoo.co.jp/sweets-patisserie/bonc.html
 


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