笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

翻訳機は危険! 2004年09月08日(水)

  【好きが「comme」で大好きが「amour」】

これは、メルアドを考えてあげたり、メルアドのアイディアを求めたりする某掲示板のログ。小学生や中学生が集まる場のようだ。フランス語の単語をメルアドに使うのは人気があるらしく、フランス語の質問も多い。親切で教えてあげているのだろうが、生半可な知識や、翻訳機で出た結果を堂々と教えてあげているケースが目立つ(もちろん正しい答えもあるのだけれど)。

上記は、【フランス語で「好き」「大好き」はどう書くの】という意味の質問に対する答え。おそらく翻訳機にかけた結果なのだが、大笑いだ!“like”を翻訳機にかけると確かに“comme”が出てくる。しかし、これは「〜のように」という意味なのだ。英語の“like”に色々な意味があることを忘れるとこういう羽目に陥る。そういえば、マドンナの名曲“Like a virgin”を「Virginが好き」って解釈する有名なネタがあったっけ!(爆笑)

「大好き」がamourってのもなぁ…amourは「愛」「恋」であって、「大好き」ではない。これは“love”を翻訳機にかけて出た結果なのだろうが、英語の“love”には動詞と名詞がある。翻訳機の答えは名詞のほう。中学・高校あたりの外国語の知識では、品詞の概念が確立されていないだろうから、無理ないのかも知れないが。

正しい答えはどうなのかと言うと、結構「好き」関係はフランス語では難しいのだ。動詞aimerだけで、「好き」にも「愛している」にも使え、ニュアンスの差は副詞で補う。「好き」だけで1ページ書けそうだから、別にコーナーを作ろうかな(笑)

http://www4.fumi23.com/b/72/a.cgi?mode=past&no=4013
 


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