笑えるフランス語

街やWebで見かけた困ったフランス語をご紹介
笑えることが少なくなることを願って…

小さくしないで! 2004年09月09日(木)

  【コンシェルジュ(Concierge)とは、フランス語で「鍵の番人」という意味。】
【コンシェルジェとは、フランス語で『案内人』という意味です。】

これは、と〜っても沢山見かける発音間違い。もしかすると、正しいほうが少ないかもしれない。まあ、意味のほうは前者のほうが近い。昔はアパートの入り口の鍵を管理している人(concierge)がいて(今でも残っているかも知れないが)、住人は外出から帰ってくるとconciergeを呼んで、中から鍵をあけてもらわないと建物に入れないという仕組みになっていた。発想としては現代のオートロックと同じ。このconciergeが気難しいオバサンだったりして、住人といざこざを起こしたりするのが、小説や映画によく描かれたものだ。

さて、conciergeの読み方は「コンシェルジュ」ではなく、「コンシエルジュ」。さらに正しく書くなら「コンスィエルジュ」だ。「エ」が大きいのと小さいのでは大きな差がある。フランス語では、「シェ」も「シエ」も「スィエ」も別の音なのだ。例を挙げてみよう。
chié シエ
chez シェ
ciel スィエル

http://www.ritz-carlton.co.jp/invitation/001concierge.html

http://www.bwg.co.jp/swpr/swprcon/consheruje.html
 


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