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買い物の際おつりの計算は、客が渡した金額から品物の金額を引くのが当たり前と私たちは思っているが、フランスではそうではない。一言で言えば日本は「引き算」、フランスは「足し算」という方式の違いがある。欧州通貨ユーロで話を進めるとこんがらかるので、日本円で例を挙げよう。3,500円の買い物に1万円札を出したとしよう。私たちはすぐ「10000-3500=6500」と考えるだろう。レジでは「大きいほうからお返しします」と、まず5千円札1枚と千円札1枚を渡してくれるかも知れない。これをフランス式でいくと、まず買い物の値段「3,500円」に端数を加えて繰り上げるようにしていく。つまり最初に500円玉をくれて「はい4,000円」(3500+500)と言う。それから千円札1枚をくれて「はい5,000円」、最後に5千円札をくれて「はい10,000円」(この1万円とは客が出した1万円に相当)となる。これは慣れていないとかなり混乱する。私も書いていて混乱するくらいだ(笑)
(投稿日時不明) |
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